2006年03月24日
この高速はいらない。―高速道路構造改革私案 |清水 草一
この高速はいらない。―高速道路構造改革私案清水 草一
三推社 刊
発売日 2002-08
ドライバーの立場からの道づくりへの好提言 2004-11-23
道路政策論といえば、政治的駆け引きや道路公団の組織論などに焦点が置かれがちなのが常だ。本書はそうではなく、利用者であるドライバーの立場から見たうえで、いかに少ないコストで、交通の流れを快適にできるかという観点に特化し、書かれた提言である。利便性を重視して道路を作るというのは一見当たり前のようだが、利用者の視点よりも建設業者との利害関係、雇用創出効果が重視されがちなわが国の道路行政では、あまり省みられないことが多い。声の大きい地方の既得権者の利益が反映されやすく、渋滞を緩和してほしいという都市部の住民の願いは、それを代弁する政治勢力が弱いこともあってか、実現しにくい。建設業者のための道路ばかりが増え、利用者が本当に望む道路はなかなかできないのが、わが国の現状である。そういう意味で本書は斬新な視点を提示しており、現実の道づくりにあたっても、大いに取り入れられるべき提言集であると思う。
さらに詳しい情報はコチラ≫
ランキングを見てみよう





